Vélo riche

自転車競技やってます。主にシクロクロスという競技やってます。トレーニングログがメイン、たまに機材のことや体のこと書いてます。

シクロクロスのレースで結果を出すためやる〇〇のこと

まあ、大した結果も出していない自分だけど同じくらいの境遇(感性、環境、やる気)の人へ。

参考程度に読んでもらえればと。

シクロクロスのレース初心者は役に立つかも。

 

1.レースに出る

当たり前だろ!と言うツッコミは無しで(笑)

目的はレースで結果を出すことなので、これが1番の近道です。

エントリーから会場までのアクセス方法、駐車場の開門時間。受付、試走、アップ。最終のバイク調整などなど。当日って結構やることあります。

これに慣れておくと、レース全体のスケジュールから自分がどの時間に何をすればいいか?が素早く分かるようになります。いわゆる経験値というやつでしょうか?

練習量が少なくてもコースやメンツ次第では、目標リザルトが達成できるかもしれません。

 

2.自分より速い人と練習する

別にその人と張り合えなくても大丈夫です(笑)

速い人って言っても色々いますが、何かしら速い理由があります。親切に教えてくれる人もいれば、何にも教えてくれない人もいます。でも速い人と練習して下さい。これが1番の近道です。毎回である必要はなくて、1〜2週間に一度最低でも月に一度別の人でも良いので自分より上のカテゴリの人と練習しましょう。ロード練でも良いと思います。

それをやることで、それらの人と練習していない間に自分が取り組んだトレーニングの効果が推し量れると思います。カテゴリが上がれば上がるほど(速くなればなるほど)伸び代は減りますので、初心者ほど速い人と走れば自分の伸びを実感できます。その結果モチベーションが上がりさらに練習しようという良いスパイラルが生まれます。

 

3.セコくなろう

シクロクロスって普通に自転車に乗ってるだけの競技じゃないから、特殊な能力を付けようとか圧倒的なパワー付けようとか思うかもしれません。

確かにベルギーやオランダのトップ選手は圧倒的に見えるかもしれません。バリアをバニーホップで越えて、砂区間もパワーで押し切り、激下りもヒャッハーとクリアしていくように見えますね。その通りなんですが、彼らは彼らでペース配分や駆け引きをしています。かなりの高レベルで速すぎ上手過ぎで伝わらないかも知れませんが(笑)

まず大事なのはレース全体で出来るだけ速度差を無くすこと。シクロクロスは数十秒単位のインターバル能力が求められると言います。それも正解なのですが、速度差はない方が良いです。速度差=負荷と考えてもらっても良いかも知れません。例えば下りで脚を止めて下って登り返すのと、下り始めにギアを掛けて2、3漕ぎしてから登り返すのとではどちらが速くて低負荷でしょう?

答えは後者です。シクロクロスのトップ選手は余程のことが無い限りペダリングを止めません。これは路面とタイヤとのトラクションを常に稼ぐ狙いと、速度(負荷)を出来るだけ一定に保つためです。

因みにこれだけでは良い順位は望めません。

何故ならその他の選手にほぼ影響が無いからです(笑)

ではこれらを踏まえてどうセコく走るかと言うと。簡単に言うと「相手が得意なラインでゆっくり走る」です。スポーツなのでルールやモラルに反してはいけませんが、こう言った駆け引きはどんどんやると良いと思います。よく「蓋をする」なんて言い方もしますね。ロード系のパワーのある選手とMTB系のテクニックに秀でた選手がパックになると、このような駆け引きがよく見られますね。

 

4.機材に興味を持つ

自転車競技は機材スポーツなので当たり前ですが、シクロクロスは様々なコースがあるので機材の適応力がモノを言います。タイヤのトレッドパターン、空気圧はもとよりギアのセッティングからディレイラーのバネの強さ、ケーブルの取り回しなど機材に対して過酷な環境が多いので速い人(速くなりたいひと)ほど細部にこだわります。

最近はディスクブレーキが解禁されたので、油圧ディスクブレーキに電動シフトでケーブルの泥や砂対策も可能です。お金は掛かりますがワイヤーを無くすには高くない投資だと思います。

私はカンチブレーキのメカニカルシフトですが(笑)

とにかく「コーナー1つで0.5秒、いや、0.1秒でも速くなる」という意識で機材を吟味すると良いと思います。

 

5.SNSを活用しよう

シクロクロスは情報戦です。どんなコースか?誰が速いのか?渋滞は?など、事前に必要な情報を手に入れておくことで、知らない人よりは有利にレースを進められます。レース後など健闘を讃え合った相手とフェイスブックで繋がるも良し、憧れのC1ライダーのツイッターをフォローするのも良し。私も練習や仕事の合間にチェックしてます。

 

6.十分すぎる準備をしよう

元アメリカナショナルチャンピオンのジェレミー・パワーズも言ってますね。

Rapha | Take Two of Everything

私はアンダーウェアなどは試走用、アップ用、レース用を用意します。ソックスも試走とアップ二足。備えすぎて損することは無いと思います。選択をミスしなけば。

常に持って行く物の他に、ウェットコンディション、コールドコンディションの時に持って行くものなど分けておいて、車に積めるのであれば全部持って行くと良いでしょう。信州、東北などはコンディションの変化(雪とか)が良くあるので備えておくと安心です。ケミカルと工具も同様です。

 

いかがでしょう?

全くの自転車競技初心者が3シーズンでC3(当時の最下位カテゴリ)からC1まで上がる為にやってきたこと。良かったら参考にして下さい。